LipiViewとマイボグラフィー
みなさま、お久しぶりの更新になってしまいました。
これからもまた活発に更新していけるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します!
さて本日は論文のご紹介をします。
Eom Y, Lee JS, Kang SY, Kim HM, Song JS.
Am J Ophthalmol. 2013 Jun;155(6):1104-1110.
この論文はマイボーム腺機能不全(MGD)患者において、非侵襲的マイボグラフィー(Topcon)で開発したマイボーム腺の消失面積とLipiView(TearScience)で測定した涙液油層の厚みが有意に相関した、との内容です。マイボグラフィーはマイボーム腺の形態を観察しているため、再現性、客観性が高く、信頼度の高い検査ですが機能とパラレルに相関していないのではないか、とのご指摘をよくうけてきました。なかなか油層の厚みを簡単に臨床現場で測定することが難しく、マイボーム腺の形態と機能の関係について自分たちで証明することが今まで困難でしたが韓国の先生がその報告をしてくださいました。
LipiViewは私も最近、使用させていただきました。自分たちでもこの論文の内容を確認し、さらなる知見を追加して、マイボグラフィーの有用性について国際的に発信していきたく思います