眼の縁がかゆい重い、なかなか治らない、という患者さん、高齢者を中心によくいらっしゃいますよね。

難治性の眼瞼縁炎で、睫毛根部にフケ様の付着物や睫毛を取り囲むようなスリーブ状の落屑物が伴っている例ではデモデックス(睫毛ダニ)の寄生が影響している場合もあります。

疑われる場合は睫毛を数本抜いて、顕微鏡で観察。（外勤先では皮膚科の診察室の顕微鏡をお借りしたこともありました。）

疑わしい症例で睫毛を抜いてみて、実際にデモデックスを見つけると、「やったー！」と獲物を捕らえた気持ちになります。本日のデモデックスはこちら。

患者さんにリッドハイジーンの指導をしっかり行い、1日2回以上のリッドハイジーンとオフロキサシン眼軟膏塗布で経過を見ると改善することが多いです。