道北眼科医会学術講演会にて
昨日、旭川市にお邪魔しまして、道北眼科医会学術講演会で特別講演をさせていただきました。旭川に講演でお邪魔するのはこれで3回目となりましたのですでにお知り合いの先生もいらっしゃいましたので、再会させていただくのがとても楽しみでした。
私の講演の前に下内先生の改良型フラボノイドの神経保護の検討、石羽澤先生のOCT angiographyのご講演がありました。下内先生のご講演は途中からしか聞けなかったのですが大学院時代にご研究されていた内容だそうで、大変成果があがり、臨床にもすぐに応用できそうとのことでした。私の大学院時代の研究はあまり成果が上がらなかったことも多かったので、大学院時代に成果をあげられたことは非常に素晴らしいと思いました。
また、石羽澤先生のお話しは、普段あまり勉強する機会のない眼底のImagingのお話しでした。白黒の画像はマイボグラフィーと共通した部分もあり(網膜の先生からしたら、全く共通点はないのかもしれませんが)自分の今後の研究にも応用できないか、という視点から大変興味深くお聞きしました。
今回の特別講演の座長をしていただくのが旭川医大の吉田晃敏学長でしたので、非常に緊張いたしました。吉田学長は私の略歴紹介のところで、伊藤医院のホームページを見てのご感想まで述べていただきまして、”あー、やっぱり抜きんでている人はHospitalityも抜きんでているのだなー”と感動してしまいました。
そんなこんなで”涙のあぶら”に関して最新の知見を盛り込みながらたっぷりお話しさせていただきました。今回の私のスライドの3割は診断、7割は治療という構成でした。3年前に旭川にお邪魔させていただいたときは8割診断、2割治療といった感じだったので、この数年で大きくMGDの治療が進歩したことを自分ながら実感しました。
講演終了後の懇親会では、大学の先生方と、開業の先生方が大変友好的に和気藹々として楽しくお話しされており、”涙のあぶら”に関して、お食事中も2次会の最中も途切れることなくたくさんのご質問やご意見、ご提案などいただいて大変うれしかったです。
懇親会の終了時点で、下眼瞼のマイボーム腺の写真をとるときのアッカンべーのポーズで集合写真を撮りましょう、ということになりまして楽しくお写真をとりました。(もちろん普通の写真も)
こんな素敵な先生方とまたお会いできますように、明日から患者さん、先生方のお役に立てるような臨床研究をますます頑張る決意です。
旭川の先生方、本当にお世話になりありがとうございました