韓国ではマイボーム腺が大ブーム!
アニョハセヨー。
先週末、Korea Ophthalmologial Society (KOS) (韓国の臨床眼科学会)にセミナーの講師として参加してきました。もともと韓流の大ファンの私は大学生のころからよくソウルに出かけていたのでこれでトータル20回目くらいの訪韓です。Joo教授やSeo教授の大学にそれぞれよんでいただいて講演したことはあるのですが、韓国の学会での講演は初めてでした。でも韓国の先生方とは8年くらい前から日韓ジョイントセミナーなどをとおして親しくお友達付き合いしているので楽しく講演することができました。カムサム二ダ!
セミナーの前夜、同じセッションでのオーガナイザーの先生お2人、演者の先生私含めて3人、関係会社のかた5人とプルコギを囲んでおいしい韓国のお料理とお酒を堪能し、ドライアイやマイボーム腺機能不全の多さや治療法について大盛り上がりしました!こんなに学問のことで盛り上がりながら楽しいお酒って飲めるんですね!!
翌朝は二日酔いにもならず元気に出動、前夜に懇親を深めているので楽しくみなさんと再会し、お昼に無事講演も終了しました。たくさんのご質問をいただき、英語で十分説明できたか不明ですが頑張ってMGDの重要性について熱弁をふるってきました。
その日の午後、一般講演を聞いたのですが(もちろんハングル語なのでお話しされていることはわかりませんが、スライドは英語だったので理解できました)MGDのセッションが2つくらいあり、MGDや涙液油層の発表が15題くらいあり、びっくりしました。ランチョンセミナーもMGDが多いですし、シンポジウムでもMGDが取り上げられていました。韓国では角膜や屈折矯正をやっている先生はみなさん、いまマイボーム腺にご興味を持たれています!なんてすばらしいことでしょうか!
そして韓国の先生方がこぞってLIMEのようなチームを自分たちも作りたい、と言ってくださいます。10年前に私がマイボーム腺の研究に着手したときは本当にマイナー領域でしたが今や多くの臨床家、研究者が注目する重要な疾患となり、”LIME”と言ってくださるのは心から嬉しかったです。
これからも隣国の韓国の先生と今まで以上に仲良くして国際共同研究ができるようにしたいと思います(着々と準備中)。
ハングル語も勉強したいです。
ク カジ トロチュショソ カムサムニダ!
ではAAO(ラスベガス)で発表、講演頑張ってきます。行ってきます。