LIME研究会

第68回臨床眼科学会で,「MGD診療ストラテジー MGDの診断法と治療法,症例提示」と題してインストラクションコース(IC)を行いました。昨年はMGDの治療法に着目してICを行いましたが,今年は診断法の紹介や症例提示を交えたプレゼンテーションを行いました。本年は300人ほど入る広い会場でのICでしたが,ほぼ満席でした。

まず,高先生,白川先生が細隙灯顕微鏡とマイボグラフィを駆使したMGDの診断プロセスを提示しました。次いで森重,﨑元先生,鈴木先生がMGDの治療としてマイボケアおよびマイボトリートメントを提唱いたしました。産休でお休み中の川島先生に代わり,森重と有田隊長とで,診断に関する症例提示および治療に関する症例提示を行いました。日常行っているMGD診療を,世界のスタンダードを取り入れながら自分たちのやり方で提示していくことで,LIMEスタイルのMGD診療を皆様にお見せできたのではないかと思います。また,全国のクリニックにご協力頂き成し遂げることができた「3001人アンケート」の結果は,母集団の大きいアンケートとして興味深い結果となりました。この結果やマイボケア・マイボトリートメントに関するLIMEからの提案は,後日ブログでアップいたします。

基本的には講演慣れしているメンバーですが,前日の予講会での問題点をきちんと修正してくるとこはみんなさすがだと思いました。今後もこのような講演機会がどんどん与えられると思います。みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。

講演後の集合写真

講演後の集合写真