イヌのマイボーム腺
動物にもマイボーム腺があることをご存じですか?
Understanding and analyzing meibomian lipids–a review.
Butovich IA, Millar TJ, Ham BM. Curr Eye Res. 2008 May;33(5):405-20.
この論文のなかにはクジラにはマイボーム腺(マ腺)がないが、イルカにはマ腺がある、モグラにはマ腺がなく瞼に大きな皮脂腺がある、カンガルーにはマ腺があることなどが書かれています。もちろん、rabbit,mouseにもありますよね。発生学的にどのあたりからマ腺があるのか興味あります。。。。
そしてさらに、今日はイヌのマ腺についてもご紹介します。
イヌがドライアイになること、ご存じですか??そしてその原因にはマイボーム腺機能不全も関与しているようです。イヌのマ腺は犬種にもよりますが上眼瞼には豊富に存在しているようで(まぶたの形にもよるそうです)獣医の先生がたにマイボペン®をご利用いただいており、好評を得ています。マイボペン®でマイボーム腺を診察⇒温罨法(特にあずきのチカラが好評とのこと)で治療が飼い主さんもご納得の効果を得ているようです。
写真提供:(左マイボグラフィー:北海道 八雲動物病院北村康也先生
右温罨法: 東京都トライアングル動物眼科診療室 齋藤陽彦先生)