LIME研究会

先日、有田先生のブログにもありました、Toyos先生のIPL (M22)講習会に参加させていただきました。私は、下まぶたのマイボーム腺がかなり短く、コンタクトレンズをすると眼の乾燥がつらいので、このたび、伊藤医院でIPL治療を受けることになりました。最新のドライアイ治療であるIPL体験記をお伝えしたいと思います。

IPL (Intense Pulsed Light)は、カメラのフラッシュのような光を肌にあてて、フォトフェイシャルで使われる機械です。IPLがマイボーム腺機能不全を合併するドライアイ治療に有効であることを、Toyos先生がたくさんの治療のご経験から示されました。M22(ルミナス社)という最新機種では、6種類のカットフィルターを使用することで、最適な光の波長を選択できるようになっています。さらに、Optimal Pulse Technology (OPT)で、エネルギー密度や照射時間、休止時間も細かくコントロールできます。照射部に冷却装置がついているので、表皮を冷却しながら、IPLを照射することができます。

実際の治療では、まず、涙のあぶらの検査や、涙の量、有田先生による眼の表面とマイボーム腺の診察を受けました。ベッドに横になり、国際電話でToyos先生に顔色をみていただき、最適な照射エネルギーを決定していただきました。眼を守るため、アイパッチをはり、顔にエコー検査用のゼリーを塗りました。ドライアイの治療では、両耳の横から、両下まぶた、鼻までIPLの光を肌にあてます。光をあてるときは目をつぶっていてもまぶしかったですが、痛みはわずかで、あたたかく感じる程度でした。IPL終了後に、もう一度検査、診察をしていただき、無事終了しました。

IPL治療中

IPL治療中。まぶしいですが、痛みはわずかで、あたたかい程度です。

IPL後は、翌日少しまぶたがはれぼったい感じがしましたが、その次の日にはもとにもどりました。IPLをあてていない、上のまぶたまではれぼったかったので、上下のマイボーム腺に効いているのでしょうか(と期待しています)。

最初は、3回IPLによる治療を受けるとのことですので、通院を続けたいと思います。

よい結果が出たら、またご報告させていただきます。