”めいぼグラフィ” 実践編
マイボグラフィは,めいぼグラフィとしても有用であることは以前のblogで紹介されています。先日,この”めいぼグラフィ”に助けられた症例を提示します。
17歳の男子,「瞬きすると痛い」と受診してきました。ぱっと見,まぶたはそんなに腫れていなく…でも「痛いっす!」と元気に疼痛を主張。気のせいか,とあしらってもいいが…と心の中で悪魔がささやき始めたところに”めいぼの天使”がマイボグラフィ施行を主張。
よーく見ると,上眼瞼の中央部に,この年齢では不自然なdrop outを検出。「ここ,痛い?」と同部位を攻めると,「痛いっす!痛いっす!」と正解のピンポン。治療は変わらなかったかもしれませんが,所見をもとに治療ができたことに医者としてとても満足できました。
このようなマイボグラフィのメイボグラフィとしての応用は,11月の臨床眼科学会で,九州大学高木健一先生(共同演者 森重)がポスター発表されます。ぜひご覧頂ければと思います。