涙液のHomeostasisは双方向!DR1-αでわかる水と脂のバランス
みなさま、暑い毎日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
さて、またまたみなさまにグッドニュースがあります。このたびLIME研究会で初!の海外の2施設と国際共同研究を行ったstudyがIOVS(Investigative Ophthalmology & Visual Science)にacceptされ、すでにPublishされ世界中に配信されています!
この論文の新規のポイントは以下の3つです。
1.DR-1αの干渉縞の色とNIBUT(Non-invasive breakup time)の組み合わせで涙液の油層と液層のバランスがわかる!→診断、モニタリング、治療に直結
2.DR-1αの干渉縞の色とNIBUTの分類を3人の日本人眼科医、2人の韓国人眼科医、2人の非眼科医で検証、分類の容易さ、再現性を検証!→誰にでも簡単に分類可能
3.涙液には双方向のHomeostasisが存在することの証明→前回の私たちのOphthalmologyのstudyでは脂の補充を水が行うone way compensationしか証明できませんでしたが今回はLipiViewで測定した油層厚とSchirmer値で双方向のCompensationを証明
そして、みなさまに覚えていただきやすいように、DR-1αによる3つの分類に素敵な名前をネーミングしてあります。
正常眼 グレー単色干渉縞 NIBUT≧5秒 Pearlサイン(真珠)
涙液減少型タイプドライアイ 多色干渉縞 NIBUT<5 Jupiter サイン (木星)
蒸発亢進型タイプドライアイ 無構造グレー NIBUT<5 Crystal サイン(水晶)