LIME研究会

11月22日、東大病院15階大会議室で韓国・Yonsei(延世)大学眼科教授のSeo先生をお招きして第3回LIME国際講演会が開催されました。Seo先生には、「Meibomian Gland Dysfunction and Cataract Surgery」のタイトルで、白内障術後にみられるMGDの研究成果をご講演頂きました。また、﨑元もSeo先生の前座として「Fundamental Mechanisms of Ocular Surface Inflammation」のタイトルで講演させて頂きました。

先生は、白内障の手術後で違和感・異物感を訴えるよう例が多いことに着目し、まず白内障術後のMGDを調査されました。すると、眼瞼縁の血管拡張やplugging、マイバム、BUTがそれぞれ白内障術後1か月から3か月後にかけて増悪することを見出されました。このことから白内障術前からMGDに介入する必要性をお感じになり、次に術前・術後のMGD症例における涙液中炎症性サイトカインの変化について軽症MGDと重症MGDとにわけたうえで検討されました。その結果、重症MGDにおいて術後に涙液中IL-6、IL-17、TNF-α濃度が増加していました。さらにIL-6がSPKやBUT、マイバムの重症度と有意に相関していることからIL-6がMGDの有用な指標となることを示されました。

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参加者全員で。

 

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ご講演されるSeo先生。このころはコカコーラプロジェクト(?)でした。

 

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Seo先生とLIMEドクターで。

 

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小生もSeo先生と熱いディスカッションをかわしました。

 

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Seo先生とLIME代表の有田隊長。   LIMEバッジをつけて。

ご講演後のディスカッションも活発に行われ大変学ぶことの多い講演会でした。また今後も国際講演会で勉強するのを楽しみに致しております。